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恐怖心の正体

  • Hisayo
  • 2024年7月5日
  • 読了時間: 3分

波動を上げる方法を実践して波動が上がり(→ 波動を上げる方法)、あまりにも平和で安定した状態にいると、ちょっと退屈になったりするものです。そして、このコンフォート・ゾーンからなかなか抜け出せません。「このまま楽な感じでいいじゃない?」と、心の声が聞こえてくるのです(笑)。


けれども、人には必ず自分を成長させたいという気持ちがあるものですから、ちょっと大きなワクワクに取り掛かかりたいという気持ちがふつふつと湧き上がってくるのも事実です。


こんなとき ― 例えば、これまでの仕事をやめて、新たに本当に自分がしたいと思うことにチャレンジしてみようとするときなど、必ず出てくるのが恐怖心や不安感です。


私も、あまり表に出るのが得意なタイプではなく、未知のことにチャレンジしようとするときには決まって恐怖心と不安で心臓にきます(笑)。


でもこうした感情は、人間としては実にあたりまえのことなのです。

英語では”fight or flight”(戦うか逃げるか)という表現がありますが、これは、潜在的に危険や脅威に直面した場合に起こる生理的な反応のことを指します。


脳は、身に危険を感じると、その情報を処理します。これは、大昔からの自然で本能的な反応です。狩猟時代をイメージしてください。マンモスが襲ってきたら、その脅威に対して、戦うか逃げるかを準備します。そこで勇敢に戦った人々は死に至り、恐れをなして逃げた人々の末裔が今生きている私たちなのです!


ですから、私たちに恐れや不安の感情が強いのは、あたりまえのことなのです。


一連の脳のメカニズムを少しだけ説明してみましょう。


感覚器官から送られた恐怖の情報が、脳の視床下部にある偏桃体に送られ、脅威と判断された場合、扁桃体は感情的な反応を引き起こします。これが、恐怖や不安の正体です。

視床下部が活性化することで、自律神経系も活性化し、交感神経系が刺激されます。

交感神経系は、ストレスホルモンであるアドレナリン等の分泌を促し、その結果、心拍数、血圧、呼吸数を上昇させます。


こうすることで、体は高い興奮状態になり、戦うか逃げるかに備えます。ちょっと難しくなりましたが、これがストレスのメカニズムです。


大昔に生死を分ける戦いのときには必要だった一連の、脳が脅威に対処するメカニズムを、私たちの肉体は面々と引き継いでいるということです。


現在、生死を分けるような出来事はほぼないのにも関わらず、ストレスを感じると同じ生体反応が起こり、その反応がうまく処理されないまま継続されると、肉体的にも様々な疾病というかたちで現れてしまいます。


ですから、「恐怖心」や「不安」が出てきたら、それらは人間としてあたりまえのこと、一旦受け入れてみてください。そして、生きるか死ぬかの戦いではないということを意識すれば、勇気を出して、新たなチャレンジをしながら、ワクワクを突き詰めていく方が、人生楽しいとは思いませんか?


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