「いま、ここ」がなぜ大切か?
- Hisayo
- 2024年7月5日
- 読了時間: 3分
量子力学の二重スリットの実験(→ 自分の波動に合った世界が展開する)では、ある矛盾が議論されていました。それは、「観測者と素粒子が、観測するものとされるものというように2つに分けられているけれども、実際は、観測者も素粒子も、共に素粒子として、周りの環境や宇宙と、無数の可能性として重なり合っているはず」というものです。
その矛盾を解き明かすべく、現在は、観測者を含めた全てを一つの量子状態として捉え、あらゆる可能性の世界があるとする多世界解釈(パラレルワールド)について、科学者の間で熱く議論され、研究も進んでいます。
パラレルワールドなんてSF映画の世界ですよね!
パラレルワールドとは、世界を作っている量子が、粒あるいは波の状態の可能性の数だけ存在しており、私たちが生きているこの世界から分岐した、無数の並行世界のことです。一度分岐したらもう以前の世界には干渉できないので、私たちは別の世界を知ることができないようです。
もう少し深堀すると、分岐した世界は可能性の数だけあるけど、どこに舞い降りるかは、私たちの一瞬一瞬の意識の状態次第なのです。つまり、「いま・ここ」の周波数で、どの世界に舞い降りるかが決まる!ということです。
これって、ポジティブに考えればとってもエキサイティングですし、ネガティブなときにはちょっと待ってよ~って言いたくなりますよね?
一瞬一瞬の私たちの意識が創りだす周波数に見合った現実が映しだされていると考えると、現実とは、「いま・ここ」の一瞬であるスクリーンに映る1コマが、連続しているだけということになりそうですね。
この自覚をもつことは、日々の生活の中ではなかなか難しいですが、時折意識してみるのはとても大切なことではないかと思います。
私たちの一日の思考は4万回~6万回と言われています。その中で、もしあなたが過去のいやなことを思い出していたり、起こってもいない未来のことを恐れたり不安になっているとしたら、脳はそれを現実のものと意識をして、体にメッセージを送り、そのような周波数をさらに引き付けるような状態になっていきます。
自分の思考を観察していて、そんなことを感じたらまずは深呼吸。大きく息を吸って丹田まで落としてゆっくり吐くと、「いま・ここ」にいる自分にもう一度戻ることができるようになるでしょう。
自分がいる時間(いま)と、自分がいる場所(ここ)で、ポジティブな意識に心を合わせていけば、その波動に合ったポジティブな世界に住むということになります。
自分が自分の現実を創っているということは、すべては自己責任ということですよね。
これを潔く受け入れて人生に生かしていくか、それともこれからも周りのせい、人のせいといって生きていくのか、私自身も胸が引き締まる思いです。







